iTunesストアのクレジットをハックするための手段が密売されている?
下記の記事が出ている。
The Towson Hack: The mystery of vanishing iTunes credit
IDG: 6 September 2011
http://news.idg.no/cw/art.cfm?id=83E9501F-1A64-67EA-E49EABC0DB63753B
一般に,ネット上のトークンを用いた電子決済においては,そのトークンの保有者のアカウントをハックして無権限利用する方法が実行される場合が多いと思われる。いわゆる「なりすまし」による方法だ。
特に珍しい犯罪というわけではないが,例えば,ネット上のプリペイド形電子マネーは,その大半をトークンとして理解することが可能であり,特にネット上の電子ウォレットにクレジットが蓄積されている場合には狙われやすいと思われる。
今後,どのようなタイプのトークンについても同様の事件が発生し得る。
問題は,個別に(単発的に)アカウントが盗まれ,無権限利用される場合ではなく,アカウントを管理するサイトがハックされて大量にアカウントが盗まれてしまう場合や,あるいは,プログラムによって自動的にアカウントを偽造されてしまうような場合だろうと思う。
[このブログ内の関連記事]
多数のiTunesアカウントがハックされたようだ
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/itunes-313d.html
盗まれたiTunesのアカウントが中国のサイトで売りさばかれている
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/itunes-3540.html
PaypalとリンクしているiTuneアカウントが狙われている
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/paypalitune-db4.html
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