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2011年9月21日 (水曜日)

DigiNotarが破産申立

下記の記事が出ている。

 Hacked Security Firm DigiNotar Files for Bankruptcy
 PC Magazine: September 20, 2011
 http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2393261,00.asp

 DigiNotar Hacked Out Of Business
 dark READING: Sep 20, 2011
 http://www.darkreading.com/authentication/167901072/security/attacks-breaches/231601790/diginotar-hacked-out-of-business.html

CAがハックされた場合,偽の電子証明書等の発行に伴う損害賠償額が天文学的な金額になる可能性が非常に高い。

法人は破産しておしまいかもしれないが,役員の損害賠償責任は解消されることにはならず,かつ,自己破産をしても,故意または重過失による損害の賠償責任については免責されない(破産法253条)。

CAの情報セキュリティは完璧でなければならない。したがって,もしハッキングが発生し偽の電子証明書が発行された場合には,原則として,重過失がある場合として扱わなければならない。

[追記:2011年9月22日]

関連記事を追加する。

 DigiNotar dies from certificate hack caper
 Computer World: September 21, 2011
 http://www.computerworld.com/s/article/9220175/DigiNotar_dies_from_certificate_hack_caper

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