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2011年9月 2日 (金曜日)

リバティアカデミー「ランの世界」2011年度後期

2年前から企画に取り組み,昨年から開講し始めた「ランの世界」。今年は,後期も開講することにした。

 リバティアカデミー「ランの世界」
 https://academy.meiji.jp/course/detail/345/

マネジメントが大変なのだが,来年度以降は前期・後期の2回開講とし,内容を更に充実したものとするよう努力を重ねたいと思っている。

ラン科植物は,植物の進化の歴史の中で最も最後に(最も現代に近い時代に)分化し急激に種類を増やしている植物群だ。進化の頂点にある生物と言っても過言ではない。その生態の多様性は筆舌に尽くしがたく,いくら勉強しても興味が尽きることがない。しかも,人間の生態とよく似ている。人類社会の未来を考える上でも様々な素材を提供してくれる。

普通は,教科書か何かを読んで暗記すればそれで足りると思う人が多いかもしれない。

大きな間違いだ。

実際に多種多様なランを栽培し,ランの自生地を観察するために何年もかけて山野に足をはこんでみないと,ランの本質を理解することができない。

ここらへんも人間の生態とよく似ているような気がする。

「耳学問」だけでは絶対に理解することのできない世界だ。

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