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2011年8月 5日 (金曜日)

世界中のハッキングの嵐の背後には中国?

下記の記事が出ている。

 McAfee Report Finds China Could be Behind Massive Five-Year Cyberattack
 Web Host Industry Review: August 04, 2011
 http://www.thewhir.com/web-hosting-news/080411_McAfee_Report_Finds_China_Could_be_Behind_Massive_Five_Year_Cyberattack

いつも書くことだが,中国では公安(警察)がインターネットを仕切るという法制になっている。

したがって,次の2つのいずれかであることになる。

1) ハッキングは中国政府が実行している。または,ハッキングを中国政府が黙認している。

2) 中国の公安は中国のサイトが全部踏み台にされていることを全く検知することができないくらい能力が低い。

いずれにしても,推定なので,確たることは言えない。もちろん,軍事的な行動の一部として,中国だけではなく,米国,ロシア,イスラエル,イラン,北朝鮮などがハッキングを実行することは十分にあり得る。

しかし,米国企業などの知的財産権を盗み取るという目的を実現するためのハッキングに限定すれば,その情報を必要としている者,または,その情報を必要としている者に売りつけることができる者が加害者である可能性が高いということは一応可能だろうと思う。

[追記:2011年8月6日]

関連記事を追加する。

 China state newspaper disputes cyber-hacking involvement
 Guardian: 5 August 2011
 http://www.guardian.co.uk/technology/2011/aug/05/china-cyber-hacking-denied-mcafee

[追記:2011年12月2日]

関連記事を追加する。

 「中国軍のサイバー攻撃、日本へは青島、済南から」米国防総省の元高官が報告
 産経ニュース: 2011.11.24
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/111124/chn11112420550004-n1.htm

[このブログ内の関連記事]

 米国:国防省の年次報告書が,中国による民間企業及び政府組織のサイトに対するサイバー諜報活動を警告
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-2c58.html

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