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2011年8月 9日 (火曜日)

ハッカーは,リモートで刑務所の錠をあけてしまうかもしれない

どのようなタイプであれ,電子錠の場合にはそうだろう。リモートで開錠不可能な電子錠は存在しない。下記の記事が出ている。

 Hackers take aim at prison locks and other real-world targets
 CNN: August 8, 2011
 http://edition.cnn.com/2011/TECH/web/08/08/prison.hack.stuxnet/

これまでのサイバー犯罪は,電子的な犯罪の範囲内に収まることが多かったかもしれない。

しかし,例えば,違法に入手されたクレジットカード情報により偽造クレジットカードが作成され行為されると,現実世界にリアルな損害が発生する。

また,もともとWeb上で提供される情報に基づいて毒物や爆発物が製造され行使されると殺人が実行可能なわけだが,機密とされている情報が盗まれることにより,その殺人のレベルが極端に高まることがあり得る。例えば,要人をピンポイントで狙うことが可能になるかもしれない。

このように,サイバー犯罪とは言っても,現実世界で被害を発生させるものがある。

現在の社会では,無線で通信可能なデバイスが非常に多い。この「無線で通信可能」ということそれ自体が重大な脆弱性となっている。

無線で通信可能なものは全てハック可能だからだ。

今後は,ハッキングの能力を持った者が窃盗団や強盗団等と組んで「仕事」をするような例が激増するのではないかと想像される。

防御策は簡単だ。

電子化(特に,いわゆる「ユビキタス」)をやめ,伝統的なやり方に戻ることだ。

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