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2011年8月16日 (火曜日)

海水浴場等での盗撮取締密着取材映像は変だ

さきほど,TVの報道番組を視ていたら,逗子や江ノ島等の海岸におけるパトロールの取材映像は放映されていた。その映像の中には,ビキニ水着の若い女性の乳や臀部などがはっきりと撮影されていた。パトロールの取材とどういう関係があるのか理解できないし,不必要ではないかと思われるが,要するに,カメラマンの好みだったのだろうと推測される。そのような画像は多数あった。

ところで,なぜTV局のカメラマンは,水着姿の(ほとんど裸体に近い)女性の姿を撮影してよいのだろうか?

疑問だ。

また,TV局の人間が,録画した映像をダビングするなどして私的に利用することを完全に防止する方法はないし,誰かに盗まれてしまう可能性を否定することもできない。現実に,TV局の関係者の中には,わいせつ罪などで検挙される者がある。

この点について,もちろん,TV局は,「報道の自由がある」と主張するだろう。

しかし,それなら,一部モザイクなどしないで正々堂々と全部放映したらよいではないか。

後ろめたいから,一部モザイクにしているのだとしか思えない。

私は,海岸で水着姿の女性を撮影する趣味は微塵も持っていないし,する気も全くないが,TV局だけが撮影可能という「特権」のようなものをもっていることについて,ひどく違和感を覚える。注意されたりする盗撮者は,もっとひどく矛盾を感ずることだろうと思う。「何でお前達だけ好きなだけ撮影して良いんだよ!」と言いたくても,後ろめたい気持ちがあるから言わないだけだ。

なお,画像にモザイク処理をしていても児童の臀部等がごく一部でも写りこんでいれば,理論的には,「児童ポルノ」に該当し得る。また,モザイクをかける前のオリジナル画像はあきらかに「児童ポルノ」に該当することになるだろう。遠景として撮影している場合でも,現在のハイビジョンカメラで撮影した映像は,極めて高解像度なので,拡大すれば普通の人間としての映像にすることができる。それゆえ,警察は,TV各局に対し,海岸では一切撮影しないよう,厳重に監督をすべきだということになろう(←もちろん,この点に関しては,異論もあり得る。)。

ちなみに,被写体が成人である場合,本人の同意があれば問題はない。しかし,被写体が児童の場合,保護者等の同意があっても,基本的には「児童ポルノ」として扱われることになるだろうということに十分留意する必要がある。

妙な法律だとは思うが,法は法だ。

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