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2011年8月13日 (土曜日)

オーストラリア:ゴールドコーストのはぐれザトウクジラの子供を安楽死

下記の記事が出ている。

 豪ゴールドコーストに赤ちゃんクジラ乗り上げる、懸命の救出実らず
 産経ニュース: 2011年08月11日
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2819459/7622299

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(余談)

人間の場合,ある「価値観」に基づいて判断してしまうので面倒なことになってしまいがちだが,自然界の掟は簡単だ。

 「弱いものは死す」

これしかない。

動物の世界では,母親が健全であっても,子供に何らかの異常があり,自然界で生き残ることができないと察知すると,母親は育児を放棄する。むごいように思われるかもしれないが,もしそうしなければ,「強い種」を維持することができなくなるので,自然界の中では合理性がある。

子供が健全であっても,母親が弱っているときは,他の生物の餌食となって死ぬ。そうすると,育ててもらう親を失った子供も死ぬ。これまた,弱い母親が生存すれば,「強い種」を維持できなくなるので,自然界の中では合理性がある。

しかし,当然のことながら,人間の世界ではそういうわけにはいかない。

人はすべて生存権を保障されなければならない。

けれども,すべての価値観を無視し,事実として考察した場合,人類という生物集団は,全体としてみると,自然界の中では「弱い種」になろうとまっしぐらに努力しているように見える。

様々な便利な道具なしには生活できない。自分で自分の餌を生産・採取・捕獲可能な者は非常に少ない。医薬品なしにはすぐに死んでしまう。

そして,放射性物質や毒物などを大量に生産・蓄積したがる。

だから,そんなに遠くない将来,人類は滅亡する。

これは,人類自身が決定した自分達の運命だと言える。

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