米国:NSAがハッカーを熱望?
下記の記事が出ている。
Government Hankers for Hackers
New York Times: August 2, 2011
http://www.nytimes.com/reuters/2011/08/02/technology/tech-us-usa-hackers.html
同じようなことは過去に何度もあった。しかし,うまくいったことはないと理解している。
肌合いが違いすぎるからではないだろうか?
また,攻撃者の側から防御者の側に立ったとたんに,ポジションの相違から,結果を出せなくなってしまうことが圧倒的に多い。情報セキュリティの世界では,攻撃側が防御側に対して常に優位なポジションにあるので,世界で最も優秀な者が担当しても,防御側は常に負けということになる。
なお,NSAの職員には「世界でも最も優秀な頭脳の持ち主だ」と自認している者が多い。そうであるならば,ハッカーよりも優秀なはずなので,自分で勉強してハッカーになればよいのではないかという意見もあり得るが,防御側の人間として機能しなければならない限り,常に劣位になるのだから,世界で最も優秀な者としての地位を獲得することが原理的に不可能ということなのではないかと思う。
| 固定リンク
コメント