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2011年8月 3日 (水曜日)

福島第一原発で即死する線量の放射線が観測された

下記の記事が出ている。

 建屋内最高5シーベルト超 福島第1原発1号機、屋外でも新たに10シーベルト
 産経ニュース: 2011.8.2
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110802/dst11080223010036-n1.htm

一般には7シーベルト毎時で即死するとされているようなので,それが正しいとすれば,即死する値の1.5倍程度の強烈な放射能汚染があることになる。

報道によれば,この高濃度の汚染は,ベントの際に排出された放射性物質が地表に蓄積されていたもので,それが瓦礫を片付けている間に外に露出してきたものだろうと推定されているようだ。

事実かどうかはわからない。しかし,仮にそうだと仮定すると,とんでもない結論が導き出される。

1) ベントをすれば即死する以上の値の放射能が外に放出される。したがって,原子力施設が破壊されなくても,誰も作業できなくなる。

2) ベントしなければ,原子炉を覆っている格納容器等が爆発する可能性がある。その場合,原子力燃料が飛散し,誰も助からない。

つまり,ベントをしてもベントをしなくても,今回の事故のように冷却系がストップすると,必ず悲惨な結論しか待っていないということになる。

もちろん,単純な論理上の組み合わせだけだと,ベントをしない場合に爆発しないという結果もあるかもしれないという主張はあり得る。しかし,Mk1型原子炉のようなタイプの原子炉において,冷却系が完全にストップしても絶対に爆発しないと言い切れる原子力専門家がいるのなら,是非ともお会いしたいところだ。いるはずがない。

結論として,冷却系が何らかの原因でストップし復旧できない事態となった場合には,どうやっても最悪の結果を回避することができないということになる。

そして,冷却系の停止は,自然災害だけではなく,テロ攻撃等によってもかなり容易に実現されてしまう。

原発が「安全な施設」であることはあり得ない。

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(余談)

「ベントをしろ!」と命じたのが誰だったかは忘れたが,「ベントしろ!」と命じても「ベントするな!」と命じても,結果に変わりはなかったかもしれない。

要するに,どちらにしても,福島県及び近隣は極めて高度に放射能汚染されたのだろう。

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