バヌアツ付近で大きな地震
下記の記事が出ている。
南太平洋バヌアツ沖でM7・1 被害情報はなし
共同通信: 2011/08/21
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011082101000029.html
過去数年間の状況の変化をみていると,インドネシア~ニューギニア~南太平洋諸国~ニュージーランドのあたりで巨大地震が続いていることがわかる。
このブログでも何度か書いたことなのだが,これらの地震を個別の独立したものとして理解するのは誤りではないかと思う。
太平洋全域において,かなり大規模な地殻変動が起きていると理解するほうが妥当だ。
つまり,(中国,米国,オーストラリアを含め)この地域のどの国であっても巨大地震や巨大津波に襲われる脅威が存在していると考え,それに対する対応策を講ずるのが妥当だ。
日本人は,細かい仕事については世界的にも最も優れた才能を発揮することがあるが,大づかみな理解という点では劣っていることが珍しくない。もちろん,細部を細かく仕上げることは大事なことだ。しかし,将来の予測と対応のためには,まず大づかみな理解をどう構築するかが重要であり,それを間違うと全体に間違ってしまうことになる。
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