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2011年8月15日 (月曜日)

事実を知らないで福島県民をぬか喜びさせている者がいる

下記の記事が出ている。

 放射線の専門家が激白シンポ「一部メディアの過剰反応に異議あり!」
 産経ニュース: 2011.8.15
 http://sankei.jp.msn.com/science/news/110815/scn11081507010000-n1.htm

この記事に出てくる高田教授の考え方には全く賛成できない。

高田教授は,福島第一原発から飛び出した放射性物質がどのよう分布しているかを完全に把握できているはずがない。高田教授だけではなく,誰も把握できない。しかし,福島県内には高濃度の放射性物質が相当量ばらまかれてしまったことは事実だ。東電が,いまだにその総量を明確に述べていないことが,事実認識を誤らせてしまっている。なお,ここで問題にしているのは,セシウム等の物質だけではなく,原子炉燃料(の破片)それ自体も含む趣旨だ。

そういうわけで,真実は「全く大丈夫ではない」のに「大丈夫だ」と保障したのと同じことになる。

そうである以上,その言葉を信じて行動し,被爆してしまう人が出てきてしまった場合,そのような人に対して,高田教授は,発生した損害額の全額について完全な損害賠償責任を負うべきことになるだろう。

私がその立場なら,安全であるとの確証がなければ,「安全だ」とは言わない。

なぜなら,デフォルトは「高濃度に汚染」だからだ。

そのデフォルト状態を確実に覆すに足りる確証がない限り,デフォルト状態が維持されていると推定したほうが良い。

[このブログ内の関連記事]

 米国:50年以上前の実験用原子炉メルトダウン現場から今でもセシウム137を検出
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/50137-dc6f.html

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