特許訴訟に苦戦を強いられているGoogleがIBMから1000以上の特許を取得?
下記の記事が出ている。
Google acquires over 1,000 patents from IBM
Economic Times: 1 Aug, 2011
http://economictimes.indiatimes.com/news/international-business/google-acquires-over-1000-patents-from-ibm/articleshow/9437957.cms
有効でも無効でも何でもよいから自分が保有してしまえば,少なくともその特許に関して訴訟を提起されることはなくなる。
結局,訴訟を維持するコストと買収するコストのどちらのほうが安いかという銭金勘定の問題になるのかもしれない。
なお,私が調べた限りでは,仮想サーバと関連する特許に関しては,IBMが随一ではないかと思う。現在ある無数のクラウド関連の特許の大半は,その焼き直しに過ぎない。
その「虎の子」の特許をIBMがGoogleにクロスライセンスまたは売却により提供するということは,「IBMがクラウドの次にくる基本コンセプトを確立した」ということを意味するのかもしれないと勘繰りたくなる。
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