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2011年7月 7日 (木曜日)

和歌山の地震をどう考えるか

和歌山県で大きな地震があった。

 近畿で震度5強以上は阪神大震災以来 和歌山地震「余震5弱あり得る」
 産経ニュース: 2011.7.6
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110706/dst11070608380008-n1.htm

その数日前,私は,中央構造線上の動きに注目すべきことを指摘していた。

 中央構造線
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-c0e4.html

この考えは,現在でも変わらない。

プレート理論は,地震発生のメカニズムを説明する理屈の一つに過ぎない。この理論だけですべてを説明し尽くせるわけではない。このことは,関連学会の通説だ。しかし,マスコミは,できるだけ単純な理屈一つだけにしがみつこうとするから妙なことになってしまう。地球それ自体がそんなに単純な構造をしているわけではない。大したことのないテレビキャスター等が「わかったフリ」をするのは百害あって一利なしなので,やめてほしい。

なお,今後警戒すべきなのは,やはり,静岡~近畿の太平洋岸と,四国~唐津あたりではないかと思う。特に中央構造線が大きく湾曲している唐津付近では,これまで説明されていない原理によって大地震が発生する可能性を否定することができないし,現に天草~熊本あたりでは比較的大きな地震が既に発生している。

そして,最終的には,若狭湾~琵琶湖周辺や関東平野などにすべてのゆがみが集中的に押し寄せることになるだろう。

防災対策を徹底してほしい。

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