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2011年7月12日 (火曜日)

原発のシビアストレステストを1日でも早く実施するための方法

それは,テストの判断基準となる前提要素を明確にすることだ。

自然災害に関しては,想定値を明確にしなければ,テストの前提となるストレスを決定できない道理だから,想定値の決定をすれば良い。

私見としては,次のとおり。

1) 原発直下を震源とする震度7の地震に完全に耐えられること

2) 高さ20メートル以上の津波や洪水に完全に耐えられること

3) 巨大な竜巻等に完全に耐えられること

4) 原発直下の地殻が破断・崩壊しても完全に耐えられること

5) 近隣が全て燃え尽きてしまうような大規模火災に耐えられること

また,テストは,自然災害についてだけ実施したのでは半分にも満たない。

私見としては,次のような事項もテストされなければならない。

1) 核攻撃に耐えられること

2) 通常の艦砲射撃や通常弾頭ミサイル等による攻撃に耐えられること

3) 毒ガスその他の生物化学兵器を用いた攻撃に耐えられること

4) 軽装備の工作員による特攻攻撃に耐えられること

5) 電磁波攻撃に耐えられること

6) 貯水施設の破壊等による冷却系破壊攻撃に耐えられること

7) 全てのタイプのサイバー攻撃に耐えられること

以上が全部クリアされても,それでもストレステスト全部をクリアしたことにはならないが,とりあえず,最低でもこれくらいはやっておかないと全く話にならない。

なお,最も重要な要素については,差支えがあるので,ブログで書くことはできない。

***********************************

(余談)

自然災害に関しては,その判断基準となる想定値を設定する権限は,最終的には内閣総理大臣にあるとしても,中央防災会議の決定に従うというのが民主国家としての正規のルール(手順)となっている。

そして,中央防災会議は,これまでの想定値があまりにも甘すぎたことを認め,根本から見直すことを表明している。

この見直し作業には数年を要するだろう。

だから,短期間で暫定的にテストを実施するためには,上記のような最大値を適用してテストするしかない。

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