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2011年7月21日 (木曜日)

廃熱利用の自家発電装置を誰か考えられないものか?

データセンター等では莫大な量の熱が出る。それを冷却するために大量の電力を消費する。

しかし,この熱はもともとはサーバに供給される電気から生じているものなので,逆に,熱→電気に変換する装置を考えることは可能なのではないかと思う。

本筋としては,熱になるロスをゼロにした「冷たい電子計算機」の開発が理想だが,なかなか難しい課題があると思われる。

そこで,廃熱を単純に空気中に放出するのではなく,廃熱→電気という自家発電装置のようなものを考えるのが妥当ではないかと思われる。

もしそのような装置が開発可能であるとすれば,おそらく,エアコンの廃熱装置等でも応用が可能だろう。

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(余談)

現在の熱→電気の発電は,実際には,熱→水蒸気→タービンの回転運動→誘導電流の発生→発電というかたちで実行されている。

つまり,大量の水と大掛かりな装置を要する。そのような装置を製造する能力のある企業は一部の超巨大企業に限定されているので,その利権を守るため,大規模な発電設備を要する方法以外の発電方法の開発が(政治的圧力によって)抑制されてきたという歴史がある。

私が提案しているものは,熱→電気への直接的な変換をするための仕組みの開発だ。

おそらく,この方法は,光→電気への変換(太陽電池など)よりも効率がよいものとなると推定している。少なくとも,多くの光を受けるための大面積のパネルは必要のないものとなるだろう。

しかも,大規模な発電設備や大量の水を要しない。

熱→電気の直接変換システムは,発電の概念それ自体を根本から変えることになる。

回転装置や誘導電流発生装置をもたない生物(デンキウナギやデンキナマズなど)にできることを機械装置で実現できないはずがない。

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