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2011年7月 2日 (土曜日)

サマータイム制についての不正確な報道はやめてほしい

サマータイム制について日々報道がなされている。

しかし,不正確な報道ばかりだ。意図的なものなのか,または,不勉強等のためにそうなのかはわからない。

1)日本で初めて導入との報道

 明らかな誤報だ。

 終戦直後に導入され,大失敗したことがある。

 歴史上の事実をゆがめてはならない。

2)早朝出勤をサマータイムとする報道

 明らかな誤報だ。

 サマータイム制度は,タイムゾーンの変更の一種だ。

 標準時を変更しなければサマータイムではない。

 標準時が変更になると,時計やPCのタイマ等を全部変更することになる。

 出勤時刻や労働時間等は,季節と関係なく,それぞれの企業で個別に決めることだ。

3)欧米では余暇を楽しむために導入されているとの報道

 たしかに,そうしている人はいるだろう。

 しかし,現実には余暇を楽しむ余裕のある人は少ない。

 空いた時間でアルバイト等をやり,収入の一部にあてている人がかなり多数存在する。

 その結果,実質的に労働時間の総計が大幅に増加することになる人も少なくない。

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