中国の鉄道用高架橋は極めて危険
これまで何人もの中国人から同じようなことを耳にした。本当かどうかは知らないが,たぶん本当だろう。
それは,「工事が早すぎる」ということだ。
一般に,短期間で工事を済ませるためには,様々なやり方がある。賄賂を使えば,いくらでも実現可能だ。
1) 地盤調査,文化財調査等をしない
2) 地盤の基礎工事を簡単なものにする,または,全くしない
3) コンクリートの水分を多くし,骨材を減らす
4) 鉄筋や鉄骨を減らす,または,全く入れない
5) 防水工事を簡単なものにする,または,全くしない
5) 強度検査等をしない
このようなことを知っている中国人は,このような高架橋を用いた輸送手段(高速鉄道,モノレールなど)を利用しないのだそうだ。これまた本当かどうかは知らないが,たぶん本当だろう。
ちなみに,このような手抜き工事により短期間でつくられた高架橋等の耐震性は,ほぼゼロだろうと推定している。
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(余談)
私はコンクリートの専門家ではないので,完全に間違っているかもしれないが,今回の中国の鉄道事故関係の写真を観ていると,つくられてから何年もたっていないはずなのに,すでに劣化しているのではないかと思われるような兆候を示すものがあった。
[追記:2011年8月4日]
関連記事を追加する。
鉄道工期の短縮禁止 これまではずさんな設定
産経ニュース: 2011.8.4
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110804/chn11080417370006-n1.htm
[追記:2012年9月24日]
関連記事を追加する。
China's Bridges Are Falling Down
Bloomberg: August 30, 2012
http://www.bloomberg.com/news/2012-08-29/china-s-bridges-are-falling-down.html
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