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2011年7月22日 (金曜日)

米国:連邦政府が,不要になった多数のデータセンターを閉鎖する計画

下記の記事が出ている。

 Government shutting down hundreds of data centers
 CNET: July 21, 2011
 http://news.cnet.com/8301-13578_3-20081384-38/government-shutting-down-hundreds-of-data-centers/

連邦政府のコンピュータシステムがクラウドに集約されることになった結果,個別のデータセンターが不要になったということなのだろうと考えられる。

ただし,仮想的には1個のクラウドのように見せかけてあっても,物理マシンとしては従来のデータセンターの物理装置が継続して使用され続けることはあり得る。仮に連邦政府がそのように認識していなかったとしても,クラウドのベンダが仮想マシンの背後にある物理マシンとして,連邦政府が手放したデータセンターを安価に買い叩き,買い集めて再利用することはあり得るからだ。

もしそのようになった場合,物理層においては,逆にセキュリティのレベルが大幅に低下することが十分にあり得る。

お金をケチれば,その分だけ安っぽいサービスしか提供しなくなるのは,当然の「経済原理」の一部だと思われる。

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