なぜ怒るのか?
下記の記事が出ている。
「こんなばかな話、考えられない」 経団連会長、机たたき怒る ストレステスト政府見解に
産経ニュース: 2011.7.11
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110711/biz11071118040016-n1.htm
本人でなければわからないことのほうが多い。
推測としては,「玄海原発の関係で,シナリオどおりにならなかったからだろう」と想像することは可能かもしれない。
現に,自民党政権下ではそうやってきたのだと思う。
なにしろ,どの政治家も企業等からの直接・間接の政治献金によって選挙に打ち勝ってきたのだから,企業等の言うことをきかざるを得ない。そうしなければ,政治生命が終わりになる。
しかし,(仮に内閣総理大臣の特殊な個人的資質によるものであるとしても)今は状況が全く異なっている。
環境が変われば,普通の動植物はその変化に対応して生き残りの方法を模索する。
しかし,多くの人間は,どうやらそうではないらしい。
ちなみに,もし原発を再開させるのであれば,ストレステストの実施は必要だ。
ストレステストを経ないでゴーサインを出すことは,福島第一原発と同様の事故の発生を容認するということを意味する。
それは,未必の故意による殺人行為として評価可能なことだ。
[追記:2011年7月22日]
関連記事を追加する。
政治との関係悩む経団連、「真意伝わらない」と自省の声も
産経ニュース: 2011.7.22
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110722/biz11072215240016-n1.htm
まだよく分かっていないようだ。「金の力」でねじ伏せることはできる。しかし,そのような行為に対して「No!」と言っている国民が多いということを理解しすべきだ。
もちろん,何か大きなことをしようとすれば「お金」がかかる。資金なしには何もできない。
しかし,私利でなく,本来の意味での(「おかみ」という意味ではない意味での)「公」という精神に裏打ちされているのでなければ納得する人は少ないだろうと思う。
要するに,人間としての「大きさ」が試されているのだ。
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