有意な変化
国土地理院は,茨城県や和歌山県等で発生した比較的大きな地震の前後の観測結果から,地殻変動に関しては「有意な」変化はないと結論付けている。
平成23年(2011年)7月15日21時01分頃の茨城県南部の地震に伴う地殻変動について
http://www.gsi.go.jp/chibankansi/chikakukansi_ibaraki20110715.html
平成23年(2011年)7月5日19時18分頃の和歌山県北部の地震に伴う地殻変動について
http://www.gsi.go.jp/chibankansi/chikakukansi_wakayama20110705.html
平成23年(2011年)6月30日08時16分頃の長野県中部の地震に伴う地殻変動について(続報)
http://www.gsi.go.jp/chibankansi/chikakukansi_nagano20110630_2.html
「有意」かどうかは,一見科学的なように見えるが,実は少しも自然科学的ではなく,骨董品の鑑賞と同じレベルで「単なる主観的評価」に過ぎない。
古い仏典の故事を引用するまでもなく,型にはまったような理屈だけにしがみつき,柔軟にありとあらゆる可能性を検討することなしには,実は何も見ていないのと同じだ。
「有意な」変化がないとの結論は,「気休め」の一種くらいに思っておくのが妥当と考える。
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