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2011年7月23日 (土曜日)

3月以来継続している地震により,地震に関する幾つかの嘘が明らかになりつつある

3月から継続して比較的大きな地震が続いている。

Hi-net自動処理震源マップを使うと,自動的に生成される地震震源地マップを見ることができる。

 Hi-net自動処理震源マップ
 http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/

これにより,従来の「常識」の一部が嘘であることが明らかになってきていると考える。

1) 「地震は活断層上で起きる」という嘘

Hi-net自動処理震源マップでは,様々なオプションを指定して表示を変更することができる。

県単位で表示すると,震源と一緒に既に判明している活断層も表示される。

しかし,震源の「かたまり」のようになっている部分は,活断層と基本的に関係がない。

「活断層がなければ大丈夫」という考え方は,基本的に成立しないことが事実によって示されていると考える。

2) 「地震はプレート境界で発生する」という嘘

Hi-net自動処理震源マップの表示を全国の表示とし,過去30日間を指定して表示させると,驚くべき事実が明らかになる。

確かに,プレート境界で発生する地震はある。

しかし,顕著に認められるのは,中央構造線等の構造線上近辺で発生する地震が非常に多いということだ。

日本の地殻構造を理解する上で,構造線に相当する部分の地下が有している地殻的機能を理解することが重要だ。

3) 「原発は地震の可能性が低いところに建設されている」という嘘

上記2つを重ね合わせて考えてみると,嘘だということを即時に理解することができる。

日本の国土に安全な場所など1箇所も存在しない。

全ての原発を廃止しなければならない。

また,上記のマップであれこれ試してみると納得いくと思うのだが,伊丹空港跡地に副首都を建設してはならない。

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