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2011年6月 6日 (月曜日)

福島第一原発由来のプルトニウム

下記の記事が出ている。

 原発敷地外でプルトニウム ごく微量、事故で放出か
 産経ニュース: 2011.6.5
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110605/dst11060522420019-n1.htm

原子炉が破壊されて穴が開いていなければ検出されないはずの放射性物質について,小出しに情報が流れてくる。

ウランやプルトニウムなど原子力燃料が破壊されて外部に飛散しない限り検出されないはずの放射性物質が広範囲に存在していることについては,知っている人はとっくの昔に知っていることなので,秘密とは言えない。

しかし,こうした事柄について,小出しに情報提供することは,国民の国に対する不信感を増強するばかりだ。

情報の隠蔽はいいかげんやめにして,完全かつ全面的な情報開示をすべきだと思う。少なくとも,正確な情報を得ているまともな研究者らが情報公開しようとする場合に,それに圧力をかけて思いとどまらせるようなことはやめてほしい。

そして,現行の原子炉の全部が本当は極めて脆弱で危険なものであることを認めるべきだ。事故が発生すればすぐに壊れる。

利権をもつ政治家と電力会社の結託により,国民に対してこれだけひどい「騙し」が継続していることに耐えられない。この「国民」には電力会社の株主も含まれる。株価の下落を嘆いていることだろうと推測するが,株価の下落どころではない体内被曝がどんどん進行しているという事実を明確に認識すべきだし,原子力発電とはかくも恐ろしいものであることを知るべきだろう。原子力発電を推進する人々も汚染され続けている。いずれ被爆し,原爆病で死ぬことになる。

また,これまでこのような「騙し」の政策に協力してきた超有名大学の著名教授らの罪は深い。とりわけ,事故直後にテレビなどに頻繁に出演し,まことしやかに嘘の説明ばかりしていた超有名大学の著名学者らはそうだ。

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(余談)

今回検出された量は極めて微量であり,それゆえに問題なしとされている。

問題の本質を全くわかっていない見解だと思う。

科学者として決してあってはならない研究態度だ。

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