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2011年6月26日 (日曜日)

子供達はどのようにしてサイバー犯罪の手口を学習するのか?

下記の記事が出ている。

 Children are invited to the US to learn how to hack
 Inquirer: Jun 24, 2011
 http://www.theinquirer.net/inquirer/news/2081516/children-invited-learn-hack

これと関連して,次のような調査結果が報告されているようだ(ただし,引用されている報告書の原文はまだ未確認)。

 Peer pressure fuels juvenile cyber crime, says study
 Times of India: Jun 25, 2011
 http://timesofindia.indiatimes.com/home/science/Peer-pressure-fuels-juvenile-cyber-crime-says-study/articleshow/8985595.cms

なかなか難しい問題だ。

青少年にサイバー犯罪と関連する情報を提供しなければ,情報セキュリティを担当する者を育成することができなくなってしまうかもしれないが,それとは無関係にサイバー犯罪者がどんどん育成されてしまう国家も存在するから,結局,「有害情報」をブロックすると一方的に脆弱な国民だけを育成してしまうことになりかねない。

一定確率でサイバー犯罪者が育ってしまうことを覚悟の上で,危険な情報でもブロックしないほうが耐久性の高い社会を構築することになるだろう。

だが,世間は,「無菌培養」の方へと向いてしまっているような気がする。きれいごとだけで片付けることが可能であるのなら,犯罪などとっくの昔に消え去ってしまっているはずなのだが・・・

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