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2011年6月 4日 (土曜日)

マウスの時代はおしまい?

下記の記事が出ている。

 Still Think The Mouse Isn’t Dead?
 Tech Crunch: June 3, 2011
 http://techcrunch.com/2011/06/03/windows-ate-the-mouse/

要するに,タッチパネル式のディスプレイが普及すると,マウスの必要性がなくなるということのようだ。確かに,そうなるだろうと思う。

ただし,情報セキュリティ上のリスクが増加することを忘れてはならない。

人間の指には皮脂が付着している。その皮脂が画面上で頻繁に触れる部分に多く残る。そのため,画面キーボードでは暗証番号が盗まれやすいということが何度も指摘されてきた。これは,ホテルの金庫の暗証番号を盗み出す手口と基本的には同じだ。人間が触れた番号ボタンだけ皮脂が残るから,それを調べて金庫の中身を盗み出すホテル室内清掃係従業員等の逮捕事例が海外のホテルではかなり多数ある。日本では,そもそもセキュリティボックスが設置されていないのが普通なので,問題が発生しようがないかもしれないが・・・

また,タッチパネル式の場合,画面に指紋が残る。この指紋を盗み出すことによって,生体認証を破るための仕組みに応用することが可能で,現実にそのような例が既に発生しているようだ。このことは掌紋でも同じだ。

つまり,タッチパネル式画面が普及した場合,指紋認証や掌紋認証を完全に諦めてしまう必要性がある。

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