中国:ダム建設のため魚類などの淡水生物絶滅か?
下記の記事が出ている。
三峡ダムの影響で稚魚生息数が50分の1以下に=回復のため新たな取り組みも-中国
Record China: 2011年6月23日
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=52332
このような状態になってしまうと,養殖した稚魚を放流しても増やすことができない。なぜなら,棲息に必要な水量が(ダムのせき止めによって)圧倒的に不足してしまうからだ。
そして,今後予想される事態は,川で魚を捕って食料としていた人々の食料不足が深刻化し,東南アジア諸国との関係悪化によって魚類の輸入が減少し,他の国から輸入される魚類の高騰などが起きる可能性がある。
あくまでも仮説に過ぎないが,もし(特に低所得者層において)深刻な食料不足が生じた場合,大規模な暴動が発生する可能性がある。
なにしろ,中国における共産党員の割合は全人口の一割以下であり,大半は共産党員ではないので(=少数者による多数者に対する支配体制),飯を食うことができなくなれば,いつでも暴動が発生する素地が常にあると言える。
中国に進出している日本企業は,徹底して情報収集に努めるべきだろう。
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