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2011年6月23日 (木曜日)

英国:著作権保護を目的とするネット監視とブロッキング計画について厳しい批判

下記の記事が出ている。

 UK Rightsholders Want Web Censorship; Don't Want The Public To Be A Part Of The Conversation
 Tech Dirt: 22 June 2011
 http://www.techdirt.com/articles/20110622/11170114805/uk-righthsholders-want-web-censorship-dont-want-public-to-be-part-conversation.shtml

私見によると,著作権者(または著作権管理団体)が主張する著作権が本当に有効な著作権であるかどうかを誰も判定していないのに,どうしてそれを重視しなければならないのかという点の検討が完全に欠落していることが最大の問題なのではないかと思う。

この問題を解決するためには,世界中の全ての著作物をデータベース化し,スーパーコンピュータで比較することのできるようなシステムを構築することが有効ではないかと思われる。そのようなシステムを用いれば,例えば,世界の楽曲の9割以上が「モノマネ」であって創作性などないことが数値でもって実証されることになるだろう。創作性がないものについては著作権もないので,著作権者として他人の通信を傍受したりブロックしたりすることなど許されない。何しろ,「権利者」だと自称しているだけのことであり,本当は無権利者なのだから。

要するに,「権利者」と称する者が本当に権利者なのかどうかを審査するプロセスを抜きにしているから問題が生ずるのだ。

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