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2011年6月 2日 (木曜日)

仮想化

クラウドコンピューティングは,一般に,ベンダの側での仮想化だけを考えてビジネス化されている。金儲けのためだ。しかし,仮想化は,本来,利用者のために存在するのでなければならない。

現在,そのために広範に利用されている技術としてはプロキシサーバがある。

しかし,それだけでは十分ではない。

利用者の側のリソースをまるごと全部仮想化してしまうことが情報セキュリティ上でも有効な手段の一つになるのではないかと考えて,パーソナルクラウドを提案した。

 パーソナルクラウドの提案
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-1b04.html

その後,「パーソナルクラウド」の名だけをパクったしょうもないサービスを提供するビジネスが出現しているが,それは,理論的にはパーソナルクラウドではない。

私が提案しているものは,普通のベンダが普通のやり方で金儲けをする方法とは全く異なるアプローチであり,PETsの一種として理解されても差支えがない。

要するに,本当の意味で利用者の利益を考えることが大事だ。利用者なしにはベンダも成立しない。

なお,関連しそうな記事を見つけた。まだ認識が十分とは言えないが,今後の動向を推測するにはよい記事ではないかと思う。

 Security Obstacles Remain for Data Center Virtualization
 eWeek: 2011-05-31
 http://www.eweek.com/c/a/Security/Security-Obstacles-Remain-for-Data-Center-Virtualization-Security-721814/

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