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2011年6月23日 (木曜日)

GoogleのAndroidがJavaの特許を侵害しているかどうかが争われていた事件で,米国特許商標庁(USPTO)がOracleのJava特許に含まれる21のクレーム中17のクレームについて無効と判定

下記の記事が出ている。

 Oracle's Android claims slashed by US patent authorities
 Register: 23 June 2011
 http://www.theregister.co.uk/2011/06/23/uspto_rejects_oracle_android_claims/

かつてのワンクリック特許でも同じなのだが,特許が付与されても完全に有効であるという保証はない。

将来の時点で無効とされることはしばしばある。

日本では,日本の知財高裁における特許権者敗訴率が高いとして知財高裁を批判する向きもあるが,もともと無効な特許だったかもしれないわけだから,その種の批判が正しいということにはならない。

[追記:2011年8月23日]

関連記事を追加する。

 Oracle Defends Infringement Claim Over Google Android
 Courthouse News Service: August 22, 2011
 http://www.courthousenews.com/2011/08/22/39177.htm

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