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2011年5月 8日 (日曜日)

防災計画に役立つ地図

ちょっと調べものをしていたら,海水面の上昇によって水没する地域を示すことのできる地図を見つけた。

試しに5メートル上昇させてみた。大阪の大半が水没してしまった。大阪は絶望的だ。

http://flood.firetree.net/?ll=34.7515,135.4635&z=5&m=5/embed.php?w=600&h=600

ちなみに,海水面が(相対的な場合を含め)5メートル上昇することはあり得るかというと,あり得る。

なぜなら,この地図で5メートル~10メートル程度海水面を上昇させたあたりに貝塚の遺跡が多数位置しているからだ。かつて現在よりも5メートル以上高い位置に海岸線があったことを理解することができる。

この海水面の上昇について,通常は,地球温暖化のみで説明することが多い。

しかし,私は,最近,別の要素も考慮すべきだと考えるようになった。

地球温暖化がなくても海水面の絶対値が上昇することはあり得る。そして,地盤沈下によって1メートル以上地面が沈下してしまうことがあることは今回の東日本大地震によって実証された。そして,これらの要素が重畳的に作用したとき,日本の海岸線は,現在よりも5メートル以上高いところまで来てしまうことはあり得る。

この場合,ちょっとした津波,台風,高潮などによって,現在よりも5メートル~10メートルくらい高いところにある地域が大被害を発生させることはあり得ることだ。

だから,大阪に首都機能を移転してはならない。

 関西に首都機能を移転してはならない
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-5ff7.html

ちなみに,大阪の場合,たった1メートル海水面が上昇しただけで相当大規模に水没してしまうようだ。上記の地図で試してみるとすぐに理解することができる。

そして,海水面が1メートル以上高くなることは,地盤沈下等がなくても,伊勢湾台風クラスの大型台風の直撃を受けると,いつでも十分に発生し得ることなのだ。

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