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2011年5月24日 (火曜日)

放射性物質によって汚染された汚泥のリサイクルセメントが流通

被爆地が大幅に拡大されることになった。しかも,普通の方法では測定が難しい。下記の記事が出ている。

 やはり後手に回った放射能汚泥 建築資材で都内に15万トン流通か
 週間ダイヤモンド: 2011年5月21日
 http://diamond.jp/articles/-/12355

原発が事故を起こすとこのような間接的な被害もどんどん拡大することになる。今回問題になっているのはリサイクルセメントだが,他にも同様の例があり,建設現場だけではなく日本中の農地等に被爆が大規模に拡大する危険性がある。

リサイクル至上主義者のような馬鹿な人々がいるが,リサイクルは汚染物質の濃縮作業を当然に随伴するものなので,リスク評価もきちんとやらなければならない。

すべては無知のなせるわざだ。高校程度の理科の知識があれば誰でも容易に推論し,予見可能なことを予見できない人々が満ち溢れている。高学歴かどうかが問題なのではなく,真に優秀な資質を持っているかどうかが問題なのに肩書き重視で履き違えのような政策をずっと採り続けてきたものだから,こういうことになってしまった。

また,違法行為は違法行為なのでどんどん取り締まらなければならないのだが,中国と同様に汚職がいくらでもある。

実質主義の社会にしなければならない。

ちなみに,汚染されたセメントは放射性廃棄物なので,法の定めるところに従い,最終処分場で処分しなければならない。そのために汚染されたセメントを回収すべき責任は,セメントの製造者だけではなく,流通業者にもある。

全部回収して最終処分場で処分しなければ,違法行為であることが明らかだ。

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