国土地理院:合成開口レーダー(SAR)と電子基準点(GPS連続観測点)の融合解析による地殻変動(最終版)
合成開口レーダー(SAR)と電子基準点(GPS連続観測点)の融合解析による地殻変動(最終版)が公表されている。測定に用いられる陸域観測技術衛星「だいち」が故障で動かなくなってしまったため,今後,更新が行われない見込み。
東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動を面的に把握 ~最終版を作成~
国土地理院: 2011年4月28日
http://www.gsi.go.jp/uchusokuchi/uchuusokuchi40010.html
これによると,牡鹿半島を中心として,かなり大きく東にひっぱられてしまったことがわかる。
今後は,このような変動がフォッサマグナの西側にある地殻に対してどのような影響を与えるかを予め計算しておくことが大事になるだろうと思う。地質学の専門家等は,今回の東日本大震災の発生とその被害に関して大失点をしているのだから,せめて今後の西日本での大地震については同じ過ちを繰り返さないよう,真剣に検討をしてもらいたい。
ちなみに,私見によれば,今後,フォッサマグナを中心として大きな地震が発生する可能性があるほか,フォッサマグナの西側でも大きな地震が発生する可能性があると考えている。
関東地方では,荒川,利根川,江戸川のような大きな河川の流域で洪水や水没及びこれに伴う道路・鉄道の寸断等による被害の発生が予想されるほか(←日本列島の成り立ちから推論すると,今後,フォッサマグナの南半分すなわち関東平野において,広範囲かつ大規模に地盤沈下が発生する可能性はある。),東京湾では大火災の発生(同時多発)が予想されるため,万全の備えをしておく必要がある。
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