総務省:東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請
「社団法人電気通信事業者協会、社団法人テレコムサービス協会、社団法人日本インターネットプロバイダー協会及び社団法人日本ケーブルテレビ連盟に対して、東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語について、各団体所属の電気通信事業者等が表現の自由に配慮しつつ適切に対応するよう、周知及び必要な措置を講じることを要請」したとのこと。
東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請
総務省: 2011年4月6日
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_01000023.html
「流言飛語」であるのかそうでないのかの判断が難しい場合があり得ると思う。
例えば,福島第一原発が「メルトダウンした」と発言した保安院の委員が更迭されてしまったが,事実はメルトダウンしていた。これは「流言飛語」ではなく,正確な情報提供だったと言える。更迭されるべき者は他に大勢いると思われるが,そうはならなかった。あくまでも一般論だが,更迭する側の人間がそうである場合,誰も更迭できないことがあるので困る。
要するに,政治判断で勝手に「流言飛語」としてしまうことは権力の濫用に該当し,決して許されることではない。
とは言っても現実は現実なので,私は,今後も海外の報道や専門機関からの情報提供に頼り続けるしかない。日本では,妙な情報統制のようなものが隅々まで行き届いていて,真実にたどり着くのに非常に辛い思いをしながら苦心を重ねなければ正確な情報を得ることができない。
ちなみに,私は,最初から「メルトダウンしている」と判断していた。しかし,明確にそう書くと,当時の状況としては「流言飛語」としてniftyから追い出されてしまう危険性があったため,「チェルノブイリ原発事故と似ている」という表現でこのブログの記事を書くしかなかった。
現状はどうかというと,かなりひどい。
さっさと埋めてしまわないと駄目だ。
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