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2011年4月 8日 (金曜日)

傍聴席の支援者に対し裁判長が「うるさい」と述べたとの報道

下記の記事が出ている。

 民事訴訟で裁判官「うるさい」…支援者の抗議に
 Yomiuri Online: 2011年4月7日
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110407-OYT1T00902.htm

本当に「うるさい」と述べたのかどうかが証拠によって確定されているわけでもないので,一方的な言い分による誤報である可能性はある。

そのような前提で,仮に「うるさい」と述べたとすると,やはり適切ではなかったと思う。うるさくても黙って退廷すればそれで済んだと思われる。また,「うるさい」と述べることによって,予断に基づく偏った判決がなされたのではないかと疑われる危険性もある。昔から「裁判官は弁解せず」という格言があり,その意味を噛み締めるべきだろうと思う。

他方,支援者が傍聴席で騒いだかどうかについても証拠によって確定されているわけではないので一方的な言い分による誤報である可能性はある。

そのような前提で,仮に支援者が傍聴席で騒いだとすれば,それはそれで遺憾なことだと思う。法廷は組合活動等をすることのできる場所ではない。傍聴人は静粛であることが法によって求められており,騒がしい場合には法廷警察権に基づき退廷命令がなされることもある。

新聞報道は公平でなければならない。

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