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2011年4月19日 (火曜日)

チェルノブイリ原発に新シェルター

下記の記事が出ている。

 新シェルター建設へ640億円=チェルノブイリ密封に追加拠出-支援国会合
 時事通信: 2011/04/19
 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011041900866

この記事を読んで,「事故を起こしたから仕方がない」と考えるだけではちょっと問題だ。

仮に事故を起こさなかったとしても,原発を解体処理する場合には相当大掛かりな被覆が必要となるし,最終処分施設では最も厳格な被覆が必要となる。そのための費用は,原発事故の処理に要した金額とそんなに変わらないだろうと思われる。

要するに,原発ビジネスというものは,総コストで計算した場合,絶対にペイしないものなのだ。

そして,それだからこそ税金からの支出が必要になるし,国民もしぶしぶながら認めざるを得なくなってしまう。

しかし,実は,そういうメカニズムになっているからこそ,ある種の「うまみ」のようなものが生まれることにもなる。

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