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2011年4月 4日 (月曜日)

原発のスイッチを入れるべきか?

下記の記事が出ている。

 反発覚悟で森永卓郎氏提案「日本は原発のスイッチを入れよ」
 SAPIO: 2011.04.04
 http://www.news-postseven.com/archives/20110404_16422.html

私は,現時点でどれだけの原発が実際に稼働しているのかを知らない。もし1台でも稼働しているとすれば,上記の記事は前提を欠いていることになるが,それはさておく。

森永卓郎氏とは一緒にテレビ出演したことがあるが,森永卓郎氏の意見が正しいかどうかということではなく,一般論として,もし停止中の原発があるのであれば,再起動すべきかどうかについて私見を述べることにする。

結論としては,安全性が確認できているのであれば,稼働すべきだと思う。

ただし,安全性の確認の内容としては,老朽化の程度や津波対策が完備しているかどうかなどを含めて考えるべきだ。

老朽化している原発は,大きな地震でゆすぶられれば壊れてしまう可能性がある。そのような原発を稼働させてはならない。

直下に活断層のある原発は,本来廃炉とすべきものなので,稼働させてはならない。

大津波による被害の可能性のある原発は,10メートルを超える大津波が来ても大丈夫なように補強工事が完了したら稼働させてもよいが,そうでなければ稼働させてはならない。南関東~東海~四国沖周辺では,今後大規模地震+大津波が発生することが予想されているので,大津波襲来の可能性のある地域として理解すべきだが,これに加え,日本海側全域も含めて考えるべきだ。過去において何度も大津波が襲来した歴史がある。奥尻島の被害は,そうした日本海側全域にわたる大津波被害の前兆的なものとして理解することも可能だろう。

火山噴火があった場合に影響を受ける可能性のある原発は,廃炉とすべきだ。稼働させてはならない。

以上のような基準に基づいて一応安全と認められたら,稼働させるべきだろうと思う。

なお,電力不足の問題に限定して言うと,娯楽的な電飾を禁止し,自動販売機を禁止するだけで相当量の節電効果があるのではないかと思われる。それでも足りなければ,電気自動車を禁止すれば良い。

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