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2011年4月23日 (土曜日)

米国:インターネット上の名誉毀損事件の加害者について,発信者情報開示と表現の自由との関係についての議論が高まる

下記の記事が出ている。

 How to Unmask the Internet's Vilest Characters
 New York Times: April 22, 2011
 http://www.nytimes.com/2011/04/24/magazine/mag-24lede-t.html

インターネット上では,一度流出した画像等を完全に消滅させることは不可能だ。仮に個別に消去や利用停止に成功したとしても,新たに誰かが複製画像をアップロードし直すということがしばしば繰り返される。この場合,新たにアップロードした「誰か」は,新たな加害者になるのだけれども,プロバイダが協力しなければ,それが誰であるのかを特定することができないし,特定できなければ損害賠償請求をすることもできない。

上記の記事では,元恋人によって裸体画像をアップロードされてしまったらしい女性の例がとりあげられている。同種の事例は,日本でもかなり多数存在する。

なお,関連する記事として,下記のものが参考になる。

 Sexual Predators, Please Check Here: Match.com’s Deeply Flawed Plan to Screen for Sex Offenders
 EFF: April 22nd, 2011
 http://www.eff.org/deeplinks/2011/04/sexual-predators-please-check-here-match-com-s

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