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2011年4月21日 (木曜日)

防潮堤だけで大丈夫か?

下記の記事が出ている。

 東京電力が柏崎刈羽原発に防潮堤 15メートルの津波に対応
 共同通信: 2011/04/21
 http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042101001017.html

私は,廃炉すべきだと思っている。ただ,廃炉すると言っても短期間で撤収できるわけではなく,おそらく20年くらいの時間を要すると思われるから,その間に津波が来ても大丈夫なようにしておくことは必要だ。

さて,防潮堤はそれなりの機能を発揮することだろう。

しかし,それだけでは足りない。

強力な津波が押し寄せた場合,取水口や排水口からすごい圧力で水が逆流し,原子炉設備を破壊してしまう可能性がある。福島第一原発では,そのようにして配管等に甚大な破損が生じている可能性を否定することができない。

したがって,津波が到来する前に取水口や排水口を短時間で遮蔽してしまうような仕組みが絶対に必要となる。

そのような仕組みは,現在のところ,どの原発でも採用されていないだろうと思う。

また,柏崎刈羽原発では,地下に大きな活断層が存在することが判明しており,現在の耐震強度では不足していると思われる。耐震強度に関して抜本的な対策ができているとは思われない。

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