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2011年4月 2日 (土曜日)

今後の防災都市計画?

下記の記事が出ている。

 高台に居住、漁港に通勤=東北復興「世界モデルに」-菅首相
 時事通信: 2011/04/01
 http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011040101107

高台を居住区とすべきことは当然のことだ。問題は,そのために必須な私権の制限を合憲とするための憲法改正ができるかどうかにかかっている。しかし,首相にはそのような認識はないだろう。

エコタウンは無理だ。エネルギー保存の法則から考えてみれば無理だということがすぐに理解できる。それでも断行しようとすれば,食料生産のために必要な農地を大規模に転用する必要があり,たちまち世界的な飢餓状態が発生してしまう。バイオ燃料は可能なのだけれども,供給可能なエネルギーの総量は微々たるものだということを理解しなければならない。

日本は,かつて,全土的に「エコ」であり完全に近いリサイクル国家だった。そのような状態で養うことのできる人口の上限は,せいぜい3000万人。このことは歴史によって実証されている。そのことを理解しなければならない。

ともあれ,首相には良いブレーンが全然いないようだ。原子力の旗色が悪くなると,たちまちバイオ燃料マフィアがハイエナのように寄ってくる。そして,その意見に惑わされる。

ところで,原発にしろバイオ燃料にしろ,「なぜ必要なのか?」という問いに対しては,常に「地球温暖化」があげられてきた。

しかし,地球温暖化説が嘘であることは既に世界的な常識になっている。

 クライメートゲート事件
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-bd85.html

本当は,寒冷化しているか,または,激しく変化しているかのどちらかだ。温暖仮説の根拠とされている自然現象の多くは,寒冷化説の根拠ともなり得る。美味しいところだけつまみ食いして根拠とするような学説は,欺瞞的であり,よろしくない。

この関係で,世界的なウラン燃料マフィアのエージェントのような人々の言うことは無視しなければならない。

逆に,原発を稼働させるとものすごい量の熱水が発生し,それを海中に放流することになるので,地球温暖化を促進することになるというのが真実だ。地下で大人しく眠っているウラン鉱石を掘り出し,核反応をするような状態に加工し,核反応によって莫大な熱を発生させること-それが原発の本質なのだ。

ここでもまた,エネルギー保存の法則に基づき素直に考えることが大事だ。しかし,世の「専門家」らは屁理屈ばかり提供してきた。その責任は極めて重い。

[このブログ内の関連記事]

 今後の防災のためには思い切った割り切りが必要ではないか
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-a7a2.html

 大津波に備えたこれからの防災に関する2つの選択肢
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-fb2c.html

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