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2011年4月20日 (水曜日)

広島大学の放射能対策基本情報ポータルサイト

広島大学が「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。

 広島大学:放射能対策基本情報ポータルサイト
 http://aboutradiation.hiroshima-u.ac.jp/

 広島大が放射能情報サイト 
 中國新聞:2011年4月20日
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104200043.html

しかし,私は評価しない。

この程度のサイトであれば,私でもつくれる。

最も問題なことは,アルファ線やガンマ線を大量に浴びた場合のことについて何も触れられていないことだ。そのような場合とは,もちろん,原子炉が爆発した場合に端的に現れる。要するに,原子炉の爆発等の最悪の事態を「想定していない」ということに尽きる。

だから,原子力関係の研究者には「想定能力がない」と断定したくなるのだ。

これ以上悲惨な状況はないという最もひどい事態をも想定したポータルサイトでなければ,必須の基本情報の中の半分も提供していないことになる。

もし,本当は想定しているのに意図的に隠蔽しているのだとすれば,要するに,「御用学者のサイト」ということなのだろう。

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