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2011年4月 9日 (土曜日)

米国:ワシントン州のコロンビア・ジェネレーティング・ステーション原発のタービン建屋内で水素漏れ発火事故

下記の記事が出ている。

 米西部、原発内で水素が発火 作業員ら一時避難
 共同通信: 2011/04/09
 http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040901000401.html

 Washington reports 'unusual events' at its Nuclear Plant
 International Business Times: April 8, 2011
 http://uk.ibtimes.com/articles/132117/20110408/washington-nuclear-power-plant-unusual-event.htm

 Washington state nuclear plant briefly evacuated
 REUTERS: Apr 8, 2011
 http://www.reuters.com/article/2011/04/08/nuclear-usa-plant-idUSN0810220110408

日本の福島第一原発でも高熱で水が分解されて水素が大量に発生し,水素爆発を起こしたと推定されている。

加圧水型の原子炉は水で制御するシステムであるため,水素の発生の危険性が常にある。これは,加圧水型原子炉や沸騰水型原子炉などの構造上必然的に生じ得ることなので,発生を阻止する方法がない。いわば,加圧水型原子炉などの基本原理に内在する本質的脆弱性の一つと言っても過言ではないだろう。

上記記事の発火事故は原子炉の破壊等を伴うものではないようだが,米国においても反原発の動きが加速されることは疑いがない。

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