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2011年4月 1日 (金曜日)

東電の問題点が次から次へと暴かれつつある-東電内部でも警告されていたのに経営陣は無視

下記の記事が出ている。

 特別リポート:地に落ちた安全神話─福島原発危機はなぜ起きたか
 ロイター: 2011年3月30日
 http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPJAPAN-20331820110330

 藤野光太郎:5年前に指摘されていた福島原発「津波」への無力
 プレジデントロイター: 2011年4月18日号
 http://president.jp.reuters.com/article/2011/04/01/650DA4AE-56B6-11E0-8777-12CF3E99CD51.php

 東電、他電力などに計測の支援依頼 相次ぐミスで
 産経ニュース: 2011.4.1
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110401/dst11040114510049-n1.htm

また,次のような報道もある。

 現場の180人、線量計装着させず作業の日も
 Yomiuri Online: 2011年4月1日
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110401-OYT1T00349.htm

ここでは,5000個あったはずの線量計が津波で流され320個しか残っていなかったと報道されている。しかし,線量計の定期検査等が実施されておらず,大半の線量計が駄目になっていたことに気づかなかったことを隠蔽しているのではないかと疑ってしまう。

このように問題点が暴露されてくると,今回の福島原発の事故は,天災ではない。そして,過失なんて生易しいものではなく,未必の故意により発生した人災としてとらえるべき事態だと思われる。

今回の事故について,不可抗力を主張する法律家がいると耳にしているが,あきれ果てる。

捜査当局は,社長及び東電ブレーンの学者等の身柄を速やかに確保し,刑事事件(とりあえず業務上過失致死傷罪)として徹底的な捜査をしなければならない。

[このブログ内の関連記事]

 福島原発の事故は,国会の場では想定されていたが,保安院は無視していたようだ
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-b0a0.html

 東電が作成し政府(当時)が承認した危機管理プログラムは,小規模な震災だけを想定するものだった
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-4b77.html

 買収作戦
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-83b6.html

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