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下記の記事が出ている。
地盤にセメント、コンクリ壁…原子炉地下二重に
Yomiuri Online: 2011年4月28日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110427-OYT1T01234.htm
額面どおりというわけにはいかない。
これまでの安全基準によっても,手抜き工事等がない限り,原子炉施設の地下構造物は,放射性物質が地下に浸透しないような構造となっていたはずだ。
しかし,地下浸透しているようだ。
ということは,基礎部分に亀裂等が存在している可能性を東電及び国としても認めたことになる。
1号炉については水棺とすることで作業を進めているようだが,程度の大小はわからないにしても基礎部分が何らかのかたちで崩壊している可能性がある以上,原子炉及び格納容器が水の重さに耐えられない可能性が高い。
そのあとどうなるかについては,普通の高校程度の理科(物理)の知識があれば誰でも容易に推論可能だ。
だから,さっさと埋めてしまえと主張し続けている。
半径数キロ・高さ300メートルくらいの山を人工的に構築して埋めてしまえば,仮に爆発が起きたとしても小規模な地下核実験を行ったのこと同じような程度に押さえ込むことが可能となる。これに対し,現状のようにオープンな状態で爆発すれば,そのあとは神のみぞ知るという結果になる。
このことは,よほどの馬鹿でもない限り,誰でも理解できることだろう。
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