今後,低地に介護施設等を設置することを禁止すべきではないか
今回の大津波では,低地に建設されていた介護施設や老人ホーム等でも大きな被害が出たし,亡くなった方も少なくない。
現実問題として,もし大津波の襲来を正確に知ることができたとしても,そこから高齢者等を安全な場所まで迅速に移動させることは容易なことではない。入所者だけではなく,(パートを含め)介護を担当する職員等の身の安全の確保も難しい。
更に,仮に施設が頑健で入所者等を守りきることができたとしても,大津波が去った後,瓦礫の山の中で孤立している施設に水,電気,食料等を供給することがかなり困難となってしまうだろう。
そこで,今後は,これらの施設を低地に建築することを禁止したら良いのではないかと思う。
高地であれば,津波の心配はないので,そのままその施設内で復旧・復興を待てばよいことになる。
ただし,安易に山を切り取ったり谷を埋め立てたりした造成地では,地すべり,がけ崩れ,土石流等の心配があり,これはこれで大きな問題だ。
要するに,施設を設置する場所の安全性を確保するための基準を厳格化することが大事だということになる。
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