東電が作成し政府(当時)が承認した危機管理プログラムは,小規模な震災だけを想定するものだった
下記の記事が出ている。
Japanese Plant Had Barebones Risk Plan
Wall Street Journal: Match 31, 2011
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703712504576232961004646464.html
東電、甘すぎた危機対応策
Wall Street Journal: 2011年3月31日
http://jp.wsj.com/Japan/Companies/node_213703
東電は「コスト削減」という名目で,実は原発の安全性を徹底的に削減していたことになる。
「ゼロ戦」の脆弱性とまるで同じではないか!
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(余談)
それにしても,いまだにまともな記事は外国の報道や外国の組織が提供しているデータ等から得るしかないような状態が続いている。
日本の報道の大半は曖昧で意味のないものであり(政府広報を文字化しているだけであり,取材と呼べるようなしろものではないので,仕方ないと言えば仕方ないのだが・・・),しかも,まだまだ東電に気遣いしすぎており,正確な情報を提供していない。
まことに情けない限りだ。
また,福島原発における統制に関しては,現時点では米軍の指揮下に置かざるを得ない状況となりつつある。
しかし,どのように考えてみても,それよりもベターな選択肢が全くみつからない。
震災に乗じたテロ攻撃等を避けながら,統制のとれた危機管理を実行するためには,やむを得ない。
私は,愛国者だ。
愛国者であるがゆえにそのように考える。
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