中国:上海のガン罹患率がトップ
下記の記事が出ている。
市民の100人に1人ががん患者、肺がんが罹患率トップ―上海市
Record China: 2011年4月16日
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=50709
中国では,政治的・軍事的な理由により,きちんとした疫学的調査・研究をすることが許されていない。へたに動くと処刑されてしまう。だから,中国の人民は本当のことを何ひとつ教えられていない。
しかし,危険はいくらでもある。そのことは既にこのブログで何度か書いた。
中国:隠れた放射能汚染地帯
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-2511.html
成田空港での被爆をおそれて着陸を拒否し,別の空港への着陸を求める海外からの航空機が続出
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-b2dd.html
これらの記事では主に放射能のことについて書いたのだが,それ以外の要因ももちろんある。
例えば,上海は,揚子江の河口地域に位置している。非常に長い距離に及ぶ揚子江の河岸には数え切れないほど多数の工業地帯があり,工場からは未処理の排水が大量に流され続けてきた。農地からも未処理の農薬入り排水が流入し,家庭排水も同じだ。だから,揚子江は世界一汚れた河川でもあり得る。その揚子江から採取した水を飲んでいれば,相当頑健な人でもおかしくなってしまうのは当然のことだ。
ちなみに,この問題に興味のある人は,例えば,「上海蟹なるものが本当はどこで飼育され漁獲されているものであるのか」を丹念かつ徹底的に調べてみれば,背筋の寒くなるような現実が存在することを直ちに理解することができるだろう。
ちなみに,ガンとは関係がないが,揚子江流域でも巨大地震が発生する可能性は存在している。ところが,上海等の建築物がどれだけの耐震強度をもっているのかは不明だ。名目ではなく,隠れた「手抜き工事」等が多数あり得るため,中国政府当局を含め,誰一人として本当のことを知ることができない状態にある。
[追記:2011年4月21日]
関連記事を追加する。
長江の廃水多く水質悪化が深刻、ダムつくり過ぎで水量低下も
Searchina: 2011年4月20日
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0420&f=national_0420_305.shtml
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