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2011年4月15日 (金曜日)

今回の震災に関しては「余震」及び「誘発」という語を使うのをやめよう

頭が古くて硬い地震学者達が無用の長物であったことは既に明白だ。全部捨てよう。

いま起きていることは,2011年3月11日に始まったものではない。

正確には,太古の昔からずっと連続して常に起きていることの一部に過ぎないのだろう。人間の寿命が短いので,そのことを理解しにくいだけだ。

そのような前提で,このブログにも記事を書いてきた。

 大地震が長引く?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-1411.html

 国土地理院:平成23年3月の地殻変動について
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/233-f03f.html

 地震を周期で考えるのはやめにしたらどうか
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-3d7b.html

 プレート理論だけで全部説明したことにしようとすると間違うのではないか
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6d9b.html

 地震の概念を変更したほうが理解しやすいかもしれない
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-d496.html

考えるポイントは次のとおりだ。

1) 本震と余震を区別するのは無意味であり,規模の大小を問わず全て本震として理解しなければならない。広い意味での群発地震のようなものとして理解することになる。

2) 震源地はプレート境界部だけに限定されない。日本全土のどこでも震源地になり得る。プレート理論だけで全てを説明しようとする悪あがきは1秒でも早くやめないと,無駄に犠牲者を増やすことになる。

3) 本震と余震の区別をやめてしまうと,「余震が本震によって誘発」と考えるのもおかしいということになる。なお,このブログの過去の記事中では「権威ある」地質学者や地震学者等の見解に遠慮して,「誘発」という表現を用いたことがある。しかし,今後はそのような遠慮を一切しないことにしたので,文脈上の必然性がある場合や本来の意味での誘発である場合を除き,「誘発」という語を用いないことにする。

4) フォッサマグナの存在を重視する必要がある。プレート理論だけではうまく説明できないが,これが日本の地震を理解する上での非常に重要なポイントだ。

5) 奥尻島の地震,秋田沖の地震,新潟の地震等を含め,その前後における地殻変動を100年以上のスパンで観察・考察しないと,本質を理解することができない。

6) 机上の学問しか知らない者は去れ。言うまでもないことだが,事実を直視できなければ駄目だ。

・・・という感じなのだが,古い世代の地震学者がポンコツであることが明らかになった以上,私は,若い世代の研究者に賭けたい。そして,若い世代の研究者が存分に研究を重ねることができるようにするためには,古い世代の者が,それなりの覚悟を決めなければならない。少なくとも,年功序列的な考え方は廃止しなければならない。

なお,ニュース報道にも少しだけ変化はある。

 余震頻発、スマトラ沖地震と構造類似 広域で数年は警戒必要
 産経ニュース: 2011.4.15
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110415/dst11041500450004-n1.htm

しかし,報道機関は,まだまだ古臭い役立たずの理論の悪影響を払拭できていない。だから,報道記事が意味不明になってしまう。自己矛盾の記事を書いていることに気づいていない。その自己矛盾を自己矛盾として正しく認識するためには,頭の中にあるモデルを完全に入れ替える必要がある。

猛勉強はいらない。妙なこじつけはしないで,素直に考えるだけでよい。誰にでもできる。

そして,妙な権威に何ら気兼ねすることなく,素直に考えれば,次のような見解に至ることになるのだろう。

 地震予知は「不可能」、国民は想定外の準備を=東大教授
 ロイター: 2011年04月14日
  http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-20609820110414

ここに書かれている内容は,私のブログ内の上記記事の中で既に書いておいたこととほとんど同じなのだが,この論文が「権威ある」世界的な学術雑誌に掲載されたことは,日本の地震予知関係の「権威者」を黙らせる上では絶大な効果があったと思われる。日本の「権威者」が反論の論文を書いて投稿しても100パーセント間違いなく採用されない。なぜなら,間違っているからだ。

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