政府の中央防災会議が津波対策を見直しの方向
下記の記事が出ている。
津波対策を強化 防災基本計画を見直しへ 中央防災会議
産経ニュース: 2011.4.27
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110427/dst11042721430041-n1.htm
ここでも今回のような連動型地震と大津波の発生は「想定外だった」と書かれている。
想定する能力がなかったのなら,隠居して後進に道を譲るべきだろう。
安政の大地震のことをちょっと調べれば容易に予見可能の範囲にあり,「予見できなかった(想定できなかった)」と述べることは「自分は誰よりも馬鹿で無能だ」と公けに自認するのに等しい。
「想定外」と言えば法的・社会的責任を逃れることができるとの俗説があるが,法的には明らかに無意味な主張なので,「想定外」と主張しても何の得にもならない。
大事なことは,きちんと調査義務を尽くしたかどうか,調査した結果に基づいて正しく判断したかどうかなのであって,正しく判断すれば「想定」すべきであったのに「想定外」とすることは,まさに「過失」そのものだと断定することができる。
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