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2011年4月28日 (木曜日)

喉もと過ぎれば・・・

このところ大きな地震が減ってきているような気がする。

人間の側での願望や期待としては,このまま地震が終息してもらいたいものだと願うことは当然のことだろう。

しかし,自然界は,人間のために存在しているわけではない。

過去の事例をみても,巨大地震や大津波等が数ヶ月~数年を経てから繰り返しやってきた例が多数存在する。

地殻におけるゆがみのエネルギーが大地震を発生させる程度まで蓄積されるためにはそれなりの日数を要するのだろうから,むしろ当然のことと言えるだろう。そして,その時点における地殻の状態に応じて,比較的少ないエネルギー蓄積でも地殻がもちこたえられなくなって巨大地震を発生させてしまうことがあり得る。

大きな地震が毎日連続して発生するような状態がおさまってくると,本当はむしろ逆に危険度が高まりつつあるかもしれないという発想をしたがらないのが凡人の悲しさというものだ。

しかし,どちらの可能性も否定できない以上,危機管理のあり方としては,常に「最悪の事態」を想定し続ける必要がある。


[このブログ内の関連記事]

 地震を周期で考えるのはやめにしたらどうか
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-3d7b.html

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