大地震が長引く?
下記の記事が出ている。
活発な地震「長く続く」 地盤に働く力が変化
産経ニュース: 2011.4.12
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110412/dst11041219390054-n1.htm
結論としては,同感だ。
素人なりに読み解いてきた。
だいたい的中してきたと思う。
地震学者や地質学者の頭が古くて硬いので困りものなのだが,それでも事実が脳組織をもみほぐしてくれることだろう。
古くて硬いかどうかの識別は簡単だ。「本震と余震」の区別にこだわる者は,ほとんど使い物にならない。いま起きていることは,日本全土の規模での長期間にわたる巨大な群発地震のようなものなので,規模の大小を問わず,すべて本震として理解しなければならない。
なお,原発の対応としては,日本海側にあるものを含め,すべての原発の地下に活断層が存在している可能性を肯定した対応が必要であり,すべての原発について10メートル以上の津波が襲い掛かる危険性を肯定した対応が必要だ。
とりわけ,安政の大地震との類似性を重視すべきだと思う。
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コメント
勇気さん
地震学者だけではなく,学説や理論全般について考えなおすべきだと思っています。
学説も理論も,誰かが考えた「思想」の一部に過ぎません。単なる「説明」の一種であり,それ自体としては,真理である保障が何もありません。
しかし,「権威」を維持するために特定の学説や理論を守ろうとやっきになってばかりいるような学者が支配的な状況では,どうにもなりません。
大事なことは,「自己を否定する勇気」をもてるかどうかだと思います。
自分が学者であり,自分が博士学位を認められた学説が誰かによって否定されたり批判されたりした場合に,もし自説が間違っていたらすんなりと認めることができれば本物の学者です。でも,そうでなければ,単なる権力の亡者です。
このような状況が産み出されてしまうことには国民やマスコミにも責任があると思っています。なぜなら,学説や理論それ自体を理解するために勉強したり,吟味したり,疑問があったら自分なりに考えてみたりすることをせず,ただ有名大学の著名教授だというだけで崇め奉ってしまいます。
このような「ブランド崇拝」のような心理現象をすっぱりと捨て去り,ブランドに頼る思考から脱却できない限り,同じことは何度でも繰り返されることでしょう。
投稿: 夏井高人 | 2011年4月13日 (水曜日) 13時03分
地震学者達は以前から地震予知を感知し雑誌など掲載しこれを参考にし対策はできなかったため今回の東日本大震災に震災を起こし被害を与えたのです、東電社員より無責任な地震学者達や研究家にも責任追及するべき
投稿: 勇気 | 2011年4月13日 (水曜日) 11時13分