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2011年3月22日 (火曜日)

放射性物質の半減期

すべての放射性物質は,不安定な状態からより安定した状態へと変化する際に放射線を出す。放射線を出しながら安定した状態へと変化し,安定した状態になると放射線を出さなくなる。

放射線量が半減するまでの期間を半減期というが,これは物質の種類によって異なっている。

ここらへんのことを分かりやすく説明したものがないかと探してみたら,あった。

 環境研ミニ百科第33号「半減期」について
 http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini_hyakka/33/mini33.html

要するに,放射性物質の発生源である福島第一原発の原子力燃料を何らかのかたちで封じ込めることに成功すれば,そのあとどれくらいで放射線による被害が大幅に減少するかを理解することができる。

ただし,配管に破損などの問題がある場合,原子炉内の溶液が海水中に排出され続けるだろうから,今後は,この点に関しても調査と適正な対応が求められることになるだろう。

 福島第1原発 放水口付近の海水から濃度限度126倍の放射性ヨウ素検出
 産経ニュース: 2011.3.22
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110322/trd11032201410000-n1.htm

一般論だが,原発の運転のためには熱交換による冷却が必要だ。そのために大量の海水を汲み上げ,熱交換により加熱された海水を海に戻している。

そのため,原発は,温暖化という観点では非常に大きな温暖化要因のひとつになっている。このことは,かなり以前から識者によって指摘されてきたことであり,「原発によって地球温暖化を防止できる」という図式は最初から成立しない。エネルギー保存の法則からすれば,当たり前のことだ。

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